◆学生時代に自分の好きなことを見出し、没頭なさった経験が、今さまざまな花を開かせているのだと思います。その中の一つのカッティングクラブという事業は、どういうお仕事ですか?
本業のほかにも何かしたかったので、それがやっと出来る環境になりました。 カッティングクラブというのは、私の頭の中で暖めていたもの、イメージしていたものを、ひとつひとつカットして実現化していくという意味を持っています。
そして最後に私の人生すべてを華々しくカッティングしたい!なんて思っているのですよ。またまたかっこつけすぎかな!(笑)
そんな風に、アイディアが一つ一つ湧いてきて、それを形にしているのです。 今でもどんどんアイディアは湧いてきますよ。自分でも不思議だなあ!って感じることもあります。(笑)それにしてもカットしてもカットしてもアイディアがでてくるので大変でね。誰か引継いでくれる人を捜さなきゃ! 期待に答えるべし!まだまだ無から構築しますよ!
◆このプロジェクトチームを作っていらっしゃいますね。
私のアイディアにたくさんの仲間が協力してくれます。本当に私は幸せ者ですね! 私が企画提案した内容に協力してくれる人たちの集まりがプロジェクトチームとなります。 その人数や人はそのつど変わりますが基本はカッティングクラブなのです。 http://www.cutting-club.shop-site.jp/
その仲間でまず手始めに、福笑いステッカーを作りました。これは若い頃に色々考えたアイディアのひとつなのです。「赤ちゃんが乗っています」っていう車に貼るシールがありますね。そのシールを福笑いにしたのです。笑っている顔、泣いている顔、怒っている顔、それぞれのパーツを組み合わせて、好きな顔のシールを作って、お子さんを乗せる車に貼ってもらう。楽しいでしょう。(笑)これは実用新案を取りました。
◆その発展的なものが、ボランティアシールなのですね。
はい、そうです。ある機会にふと手にした一冊の本に「闇の子供たち」というタイでの児童売春の現状がリアルに書かれているがありました。
時を同じくして、若い一人の女性と出会いました。彼女は、村田早耶香さんといって、NPO法人かものはしプロジェクトの代表で、カンボジアの貧しい子どもたちが買春被害に遭うことなく、自分の未来に希望を持って、笑顔で生きていけるよう支援する活動をしていました。 http://www.kamonohashi-project.net/
村田さんの真摯な姿勢に感動しましたね。これは何かせなあかん!ってね。 その出会いがきっかけでできたのが、「カンボジアの子供たちに笑顔を」っていうボランティアシールなのです。 桜井さんもぜひたくさんの皆さんにご協力をお願いしてくださいね。
◆はい、努力いたします。村田さんは田村さんと共通の友人です。お互いに自分の子供の世代がこのような活動に心血を注いでいるということは、日本の未来に大きな希望がもてますね。文字通り笑顔の子供たちで溢れる地球にしてきましょう。
◆ヨットがご趣味とお聞きしていますが。去年経営者のクラブを作られましたね。 風を読むことがヨットのキーワードだと思いますが、まさに経営者にふさわしいご趣味だと思いますが。どうやって風を読むのでしょうか?
「風見」という簡単な物を船に取り付けて風を見ます(毛糸を吊り下げてもOKです)。その風を呼んで、ヨットを人より早く走らせるのはその人の感性なのです。これも口には出して言えないアーティスティックな感性の一つかも知れません。
私は最近女性に弱い田村!と言われていますが、ヨットレースとなると人が変わりますよ。(笑)真剣な顔の私がそこにいるのです。そのギャップがカリスマ性の本性かなどとまわりの人は言っています。(笑)
もちろん仕事はいつも真剣です。 どうも、脱線が多いお答えになってしまって、私みたいなのが、インタビューアー泣かせって言うんでしょうね。(笑)お疲れ様。
◆はい、涙が枯れるくらい泣かされました。(笑) |