◆色彩心理を戦略の一つと考えて、上手に使いこなしていくといいですね。
そうですね。プレゼンの資料などにもこの色彩心理を活用するといいのではないでしょうか。とにかく何にでも色がありますから、有効に使うといいと思います。
肌で色を感じることもあります。濃い色は身体に、薄い色は心に影響するといわれていますが、無意識に選んだ色から、心の状態に気づくこともありますし、なりたい自分のために、カラーを使いこなしていくこともできると思います。
◆夢はなんでしょうか?
家族が笑って暮らせることでしょうか。笑顔で過ごしている家族、カラーを通してそんな家族のお手伝いができたらいいなあと思っています。父の看病を中に気づいたのですが、患者さんに若いお父さん、お母さんも多くいました。薬の副作用で髪の毛が抜けた姿に、小さいお子さんたちがとてもショックを受けていました。病院にいるお父さんお母さんを見て、子どもたちがきれいだねって笑顔になってくれるようなお手伝いもやっていきたいですね。病気だから楽しんじゃあいけないと思ってしまうんです。でも病気になっても楽しもうという気持ちは大切です。病院や介護の場でも、もっと色を活用してくださると嬉しいですね。患者さんが冷たく感じる白衣を薄いクリーム色やピンクにしたり、診療室や病室の照明を変えたりすることでも、患者さんの不安感は和らぎます。そういうアドバイスもやっていきたいと思っています。
◆大好きな言葉は?
「大丈夫、うまくいく!」です。(笑)
◆新しく勉強したいことはありますか?
そうですね。「和」のものが好きなので、礼法、着付け、日本の伝統色などを学んでみたいですね。それを生かして、和のテーブルコーディネートなど新しいお仕事に結びつけて生きたいと思っています。
母は医療関係で働いていた人ですが、父の死後、60歳を過ぎていろいろ資格を取ったり、ピアノを習い始めたりしています。そんな母を見ていると、どんな条件の下でも楽しめることってあるんだなあと、気づかせてもらっています。
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