◆ 経営者の方々にこの速読力はどのように役立つでしょうか?
先日ある大手食品会社が主催する会に参加させていただきましたが、そちらには上場を目的としない中小企業の経営者の方も多くいらっしゃいました。そこでプレゼンさせていただきましたが、とても反応がありました。
経営者は、仕事を頼む側にいます。私もその立場に下りますが、その仕事がそんなに時間がかかるのか・・・と思うこともあります。二つ三つ並行して頼んだら、従業員は怒り出すのです。「どれからやれっていうのですか!」って。(笑)雇用しているほう方が、そんなに気を使うなんておかしいですよね。私の場合もよくあるのですが、そういう時には、冷静に社員に言葉を戻します。いつも心を一定に保つことができるようになったのは、速読のトレーニングで脳力が鍛えられたからではないかと思っています。いつも冷静に物事を見ることができる自分でいられるようになれました。まさに「 リターントゥヒューマン」あるべき姿の自分に還るということです。
◆お子さんたちはいかがですか?
起業して 1年間半は仕事仕事で、子どもたちの事を見てあげる心のゆとりがありませんでした。
長女は妹たちに私の変わりにお母さんをしてくれたような自立した子です。今は家を出て生活をしていますが、先日の誕生日にメールが来て「みんなに感謝しています。毎日ありがたい日々です」なんて文面で、なんか怖いですよ。(笑)
三女は、私にべったりの甘え上手です。次女は逆に私が疲れないようにとそっと見守る子です。みんないい子に育ってくれていると思います。 私ができることは、子どもたちがやりたいことを応援することだけです。どんな大人になりたいかということを話かけたりしています。子どもたちにとって一番怖いのも私だし、一番甘いのも私なんです。
8月に子どもたちに事件が起こりました。長女が家を出、次女にちょっとした事件が起こり、このことで私はたくさんのことを気づかせてもらいました。この事件が起こらなかったら、私はまだ仕事人間でいたと思います。それまでは、朝早くから最終電車でかえるという生活でしたが、その後は、思い切って夜は7時半には会社をでることに決めました。 9時には家に戻れます。何を話すわけでもありませんが、母親ってそこにいるだけでいいのですね。子どもたちが変わってきました。子どもの感性は素晴らしいです。理性より右脳のほうが働きますから、大人以上に見えていることが解かるのです。それをしっかりと大人が聴いてあげることが、その子の心や脳力を高めることになるのですが、大人たちが忙しくストレスがありすぎて、聴いてあげていないのが現状ですね。自己肯定できる心さえ持っていれば、これから起きるさまざまな困難も乗り越えていける力になるのです。
そういった意味でも、土屋公三氏の3 KM
「会社と個人と家庭」のバランスよく成長させることが私にとっての目標となっています。
◆今力を入れていることは?
インストラクター養成コースの充実に力を注いでいます。
速読・速声ができるだけではなく、それを人に教えることができるようになれば、もっとスキルも上がります。スキルが上がるだけではなく、人間力の向上にもつながります。
現代の人間力とは、聴く力です。心を真っ白にして相手の話を聴く力です。これはどういうことかというと、相手の言葉にうなずき返すことなのです。身体は「心身」です。心を養う場合、身体から心を養うこともできるのです。例えば、笑うことでガンが治ったという人もいましたが、口角をあげた瞬間に苛立ちはなくなるし、笑うだけでナチュラルキラー細胞が活発に働きだすのです。スキルは見えるところ、例えば名刺の出し方、大切なのはどんな気持ちで名刺を出すかなんです。それは見えない部分、心の部分です。この心の部分を磨くことも、インストラクター養成コースでやっています。このインストラクター養成コースを多くの方が習得して、もっとたくさんの人がこの速読術を体得されるためにも、フランチャイズで独立して起業していただきたいです。
また、私は自分の体験から、 母子家庭のお母さんへのボランティア支援として、このインストラクター養成コースをご活用いただきたいと考えています。 支援として、本来インストラクター養成コースは 350,000円かかるところを 100,000円で受講することができるようにしています。 私 が何より願っていたのは『子どもと一緒に居る時間を持ちたい。そばに居てあげたい、寂しい思いをさせたくない。』というのです。インストラクター養成コースを終了された後には、ご自分のご自宅のリビングでも、速読教室を開校できます。何よりお子様のそばに居てあげられるのです。
◆最近で楽しかった、感動したことは?
10月 18日に 38歳の誕生日を迎えましたが、そのバースデイパーティを専務の肥田が中心となってスタッフが準備・企画してくれました。なんと 100名もの方が集まってくれました。これもスタッフのおかげです。私を喜ばそうと一生懸命にやってくれた気持ちが嬉しくて・・・。
最後に父に花束贈呈、ありがとうの言葉を添えて・・・。父もびっくりしたようです。カゲで泣いていたと娘から後で聞きました。本当に私はみんなに生かされているとつくづく感じた一日でした。
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