◆Webサイト「竜玉堂」は、どのようなコンセプトで作られたのですか?
竜玉堂は、ロゴマークデザインサービスのサイトです。 ロゴマークを作るということは、その会社のブランドを作るための一歩です。 ロゴマークを製作していく過程で、自社のブランド・アイデンティティを再確認することができるでしょう。
ブランドを創っていくために大切な要素は、「愛」と「美」と「夢」です。この3つの要素を私は、「竜玉コンセプト」と呼んでいます。 この3要素を機軸にすすんでいけば、必ず会社も個人も上昇スパイラルを描いていけると思っています。 デザインは、人を元気にします。明るくします。勇気づけます。夢を与える大きな力があります。もっと経営資源として、取り込んでいただきたいと願っています。
◆デザインを、経営資源に!ですね。
経営資源というと、ヒト・モノ・カネ・時間・情報、そしてデザイン。 デザインの社会的役割はとても大きいと考えています。
竜玉堂では、メールマガジン「経営者のための『ベーシック・ブランド戦略』を配信しています。ぜひご購読ください。 http://ryugyokudo.com/
◆はい、私も登録させていただきました。 片桐さんの座右の銘の一つの、「隗より始めよ」とは?
中国の戦国策に、郭隗という人が燕の昭王に「優れた人材を求めるのであれば、まず、私、隗から始めてください。」と進言した故事があります。「自分のようなものでも大事にしてくれれば、自分より優れた人材が我先に駆けつけてくるでしょう」という逸話です。
大事を成すには、まず卑近な事から始めよ。それが転じて、物事は、まず言い出した者が始めるべきであるという意味です。
◆それで、いつも時代の先を見て、新しいことを率先して始めていかれるのですね。竜玉コンセプトにつながりますね。 片桐さんの奥様は陶芸家でいらっしゃいますが、ご自身のご趣味は?
読書、映画鑑賞、釣り(フライ、ルアー、最近は足が遠のいています)かな・・・。 あまりに無趣味なので、何か始めたいと思うのですが、三日坊主でもあります。(笑)
◆片桐さんは、「感動日記」をつけていらっしゃいますね。最近感動したことは?
感動日記は、私の提唱する3次元発想法のトレーニングとして続けています。日常の生活の中で感動したときに、感動を与えた人は誰で、何に感動したのか、そのコンセプトは何かなどをメモとして書いているのですが、 最近感動したことは、娘の結婚式で娘からもらった手紙。映画「ダ・ビンチ・コード」のエンディング。・・・ですかね。 そして、2006年ワールドカップで、日本代表対クロアチア戦で魅せた川口のPKセーブ。あの絶体絶命の局面で、横にジャンプしボールを撥ねた、その姿の美しさは、脳裏に焼き付いて離れません。まさに守護神のなせる技だと感動しました。
◆最後に、弊社のロゴについて伺いたいのですが。
桜井さんから、「ドリームロード」のロゴリフォームのご依頼をいただき、取材をさせていただいたときから、桜井さんのパーソナリティからにじみ出る、明るく優しいイメージと、社名からも連想するように、人と人が出会うことで「夢」を与え、ともに未来への「道」を進む、愛と美と夢の竜玉コンセプトが明確になりました。
数案のデザインをご提案し、桜井さんが選ばれたマークは、手描きの勢いのある曲線を交差させ、元気で力強いイメージを強調したものです。人の絆を意味する二つの曲線は、明るいグリーンと暖かなレッドの対比効果のある組み合わせでハートを形づくっています。
スローガンは「人と人 夢と夢 つなぐ」。躍動感のあるマークに、優美な曲線を活かしたロゴタイプを組み合わせ、全体のバランスを調整、細部を修正し、仕上げました。
あとは、画竜点睛。桜井さんの魂を吹き込めば完成ですね。(笑) 事業が勢いよく上昇しますよう、マークロゴを存分に活かしてお使いいただけると、嬉しいです。
◆まず、ロゴ作成のために、取材をしてくださいました。いろいろとご質問いただくことで、ドリームロードのすすむべき方向性、桜井が何を目指していきたいのかが明確になっていきました。私の思いを形にしていただけて、心から感謝しています。このロゴを見るたびに、元気と勇気が湧いてきます。これがデザインの力なのですね。 長時間にわたり、丁寧にお話いただきありがとうございました。 |