◆マーケティングサポーターズクラブ(MSC)とは?
マーケティングサポーターズクラブ(MSC)は、「独立仕立ての頃の苦しんでいた私自身」をターゲットとして、 2005 年 6 月に設立しました。経営の専門家といわれる人たちは、確かにそれぞれに役立つ知識や技能、経験をお持ちなのですが、マーケティングを知らないために、独立しても顧客を得られず、苦しい生活を送っている人が多いのです。しかも、経営の「専門家」のはずですから、かっこ悪くて人に言えずに悶々としています。
また、企業経営はマーケティングを中心に回っていますので、すべての専門業務はマーケティングとつながっているのですが、その中心を知らずしてアドバイスをするというのもおかしいですね。簡単に言うと、「顧客志向が大事」とすべての経営の専門家は口にしますが、自ら顧客志向を実践できている人はほとんどいません。それでいながら、経営者にアドバイスをしています。例えば、マーケティング思想の欠落した「人事考課表」などを平気で作っています。
MSCは、「会員自らが主体的にマーケティングを学び実践して、技能を身につけ成果を生み出すこと」「その技能を各会員の顧客企業・団体に応用することにより、日本各地の活性化に寄与すること」を目的とした、各種経営専門家の団体です。現在、中小企業診断士、税理士、社会保険労務士、技術士、デザイナー、ビジネスコーチ、各種コンサルタントなど、約 90 名が在籍しており、日々マーケティングの研鑽に励みつつ、それを自分自身の専門領域と連動させて、全国各地で活躍しています。
◆ご家族のことをお聞きします。失業中に結婚して、奥様は不安ではなかったのでしょうか?現在の、お子様たちとのコミュニケーションのとり方は?
もう 20 年も前のことですが・・・。その頃は妻も私も若くて怖いもの知らずでしたので、不安はそれほど無かったと思います。不安は、守るべきもの(子供)が増えるほど増大しますね。むしろ、 4 人の子供を抱えて独立した 10 年前の方が、不安は大きかったでしょう。でも、私が言い出したら聞かないのを知っているので、妻はひたすら耐えるしかありません。(苦笑)
子供とのコミュニケーションのとり方については、何かを特に意識してやっているということはありません。ただ、親の生き様を見て子供の思想が作られていくことは間違いないので、むしろ自分の生き方に気をつけなければならないと思っています。
◆これからの夢は?
江戸時代、明治時代に外国人が日本に来て、日本人のすばらしさに驚いたそうですが、日本人の底にはそれだけの美徳が眠っているはずですので、企業の支援を通して、その復興のために活動できればよいですね。
しばらくは、マーケティングサポーターズクラブ(MSC)で実績を積み重ね、土台が固まってきたら、マーケティングだけでなく、トータルに企業経営者を支援する組織を作りたいと思います。ひいては、日本の子供たちの教育環境作りにつなげていくのが私の夢です。この夢物語をどう実現させるか。まさに私の戦略と戦術にかかっていますが、あまり肩肘をはらず、老子のように自然体で取り組んでいきたいと思っています。
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濱本先生の 100 年後の目標は何でしょうか?
西暦 2100 年には、私の蒔いた種があちこちで芽を出し、世界中で大きな花を咲かせています。日本のBUSHIDOが世界的に広まり、自然環境に優しく、人にも優しい人間を作る教育が普及しています。日本は世界中から尊敬される国となり、地球のリーダーシップを握っているでしょう。
そのような中で、弊社は人間教育を行う企業として、世界のブランドとなっています。教材は各国語に訳され、通信教育で使われたり、学校で教科書として用いられたりしています。私は、その様子をあの世から見ている、というのが 100 年後の目標です。
面白いご質問で楽しかったです。ありがとうございました。
とても丁寧にお答えいただきありがとうございました。濱本先生の蒔いた種が 100 年後に見事な花を咲かせていることと思います。
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