◆ボランティアへの企業の共催を得るためにどのようなことをされたのですか?
特別な事をしたつもりもありませし私一人ですべてやった訳ではありません。意義と目的を明確し誠意をもって熱心に話して仲間づくりをしただけです。その仲間たちが行動してくれた結果だと思っていますし感謝しています。
本当に私の周りにはすばらしい仲間たちがいてくれます。わたしを支えてくれていると実感できる毎日です。仕事以外のことですがね。(笑)
◆2004年にもう1つの事業を立ち上げましたね。それはどのような会社ですか?
3年ほど前から損保各社が相次いで合併し、業界の生き残りをかけて再編の嵐がふきあれました。日動火災の代理店として営業していましたが、その日動火災が日本一の損保会社の東京海上火と合併し東京海上日動となりました。アットホームで仲間意識の強かった日動火災でしたが、東京海上という競争意識の強い組織に飲み込まれてしまいました。
「サム」の設立のときに受け継いだ保険部門も業界再編という時代の流れの中、規模拡大と合理化・IT化・機動力・信頼力・安定力・対応力・企画力等が要求される時代となり、一代理店(ほとんどの代理店が個人営業)だけの力では成り立たなくなってきました。
そこで、旧日動の代理店仲間に声を掛け、代理店経営の目的や意義が明確で目的意識の強い仲間3店が合併に合意し、新代理店「(有)アリス(旭川ライフサポート)保険工房」を設立しました。現在は旭川での中核代理店を目指してがんばっています。
◆ご家族についてお伺いします。
今、母と二人暮らしです。昨年の8月に27年連れ添った妻とも熟年離婚しました。いままでお話してきたように、家の外での活動は一生懸命でしたが、妻との会話は少なかったと反省しています。妻も自分の会社を持ち苦労していました。子供たちの独立と更年期による「うつ」などが重なり、自分探しを始めたかったのだと思います。妻が20歳のときに一緒になり私の両親との同居でしたから苦労したと思います。守ってやれなかった悔いはあります。
◆庄司さんの大好きな言葉は?
好きな言葉は、一休宗純のこの言葉です。
「この道を行けば どうなるものか
危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし
踏み出せば
その一足が道となり その一足が道となる
迷わず行けよ 行けば分かるさ」
◆これからの夢はなんでしょうか?
1999年5月に、とても尊敬のできる一歳年上の大親友が「大動脈瘤破裂」で簡単にこの世を去っていきました。その年に友人や知人数人が病や事故で妻や子供を残して若くして亡くなりました。「これからの人生はおまけだな・・」「お前を少し長生きさせてやるから悔いの無い日々を送ってみてみろ」と言われているような気がしました。
私はけっしてトップの器ではありませんので早くリタイヤしたいなーと思っています。
社長でいる間は、できれば大儲けも出来ない代わりに大損もせずに、地域に貢献し続けられる会社であればいいなと思っています。また、リタイヤした後も地域や環境に貢献できたらいいなと思っています。 知りたいという意欲は人一倍強いですね。やりたいよりは知りたいなんです。でも、知ってしまうと嵌っちゃうのですよね。(笑)
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