◆経営社団体や大学などでの講演も目白押しですね。どのようにタイムマネージメントをなさっていらっしゃいますか?
講演をさせていただけるのは、本当にうれしいことです。僕がやりたいのは、良い社会を作ることなのです。社会を構成するのは人間です。講演をさせていただくことで、多くの方々と直接心で通じ合えるきっかけをたくさんもらえます。それが僕にとっての一番の幸せです。ですから、予定が重ならない限り、できるだけ講演やロケット教室の依頼は引き受けるようにしています。中には、聞いてくれる人が3人・・・という講演会もありましたが、(笑)それはそれで、濃密な時間を過ごせるからオッケーです。
タイムマネージメントの鍵を握るのは、愛用のマックのパソコンです。このおかげで、綱渡りのようなぎりぎりのスケジュールをこなせています。(笑)
◆最近で楽しかったことは?
毎日かならず楽しいことはあります。そうですね。大事なのは、感動する気持ちです。さまざまな事柄に心を震わせる感性さえあれば、夢はたくさん見つかります。
そして、感動できたら、それは実現につながります。なぜなら、感動はローマ字で書くと、「CAN DO」でしょ!だから、できるんですよ。(笑顔)
◆大好きな言葉または座右の銘は?
「思うは招く」思っていれば、いつか叶うよ、という母の言葉です。
「お金があったら本を買いなさい」は、ばあちゃんの言葉です。
「お金なんて、すぐに値が変わってしまうものだよ、だから、とにかく本を買いなさい。知識にしてしまえば、その価値は変わらないから」という教えを、今でも大事に守っています。
「DREAM CAN DO,REALITY CAN DO」思い描く事ができれば、それは現実にできる。これは、NASAの門に刻んである言葉です。
◆10年後の夢は何でしょうか?
10年後には、建設コスト1/10の建築システム、食費1/2、大学の授業料がゼロの社会を作っています。家のローンに人生を縛られず、学びにお金がかからず、食べ物を無駄にしない社会です。できるわけがない、と思う人がいればいるほどラッキーです。だって、僕らが現実にしますから。そしたら僕らの一人勝ちじゃないですか。(笑)この夢を実現するためには、自ら考えて行動する人材が不可欠です。
その人材は、カムイスペースワークスが、宇宙開発という夢を通して育てるのです。ですから、夢の種として、宇宙開発もしっかりと事業化しなければなりません。「お金という価値だけに支配されない、人間の価値を大切にする社会」そういう社会の構築が、僕の目指す10年後です。
学問も、学歴も、お金も、資格も、すべては、やりたいことを実現するための手段でしかないのに、いつの間にか、本当にやりたいことが見つからなくなって、手段が目的になってしまった今の社会、そういう間違った世の中の価値観を、ボカンとひっくり返したいですねえ。(笑)
|