◆現在の事業についてお伺いします。
セミナールームを新設し、Windows 2003 Serverを軸に最新のWindows Vista のPC6台を配置してネットワーク環境におけるセミナーも可能になりました。また、当社セミナールームにおいて、日商ネット検定も実施しています。京都商工会議所・能率協会での会計セミナーも年2〜3回行っています。
起業して8年が過ぎ、自社における業務のあり方は確立しました。しかし、思うような組織化、また企業としての成長はまだまだ遂げてはおりません。これから、3年・5年先を見据え、経営力を養うことが目下私の目標ですね。
◆会社は誰のためにあるとお考えでしょうか?
単純に誰のためにあるとか言うものではないと思います。起業当時から私の行う事業では「組織化したい」という願いがありました。それは事業を行うには「社会に役に立つ企業作り」という根底の考えがあります。そこには企業としての責任が生じます。その責任を全うしていこうとした場合には組織力と持続力が必要となります。有能な人の存在がなければ、質の高いサービスは行えませんし、それを継続していこうとしたら同等の能力を社員全員が育んでいかなければなりません。社員は大変な努力と苦労が必要になりますが、それは全て自分に跳ね返ってくる我が財産となるわけです。それに報いるためには常に社員のことを考えた会社運営でありたい。そのように順をたてて考えると「社員のため」と言うことになるわけでしょうね。(笑顔)
◆スキューバダイビングやヨットがご趣味ですね。
ダイビングは14年前から、ヨットは2年前から中小企業家同友会の同好会発足からやっていますが、趣味はテニスにしてもスキーにしても全ての趣味は夫婦二人で同じ趣味をやってきました。これは私の夫婦のあり方としての考え方で同じ方向、同じ目線で生活が出来る生涯のパートナーとしての生き方と考えています。
◆大好きな言葉または座右の銘は?
「人の報い我が報い」これが私の大事にしている言葉です。「人にしたことは良いことも悪いことも全て自分に返ってくる。だから人には良いことをしてあげなさい。でも絶対に見返りは求めたら駄目!」祖母からよく言い聞かされた言葉です。50歳を過ぎてから全てが、「人がいてこその自分である」と思えるようになってきました。若いときは「自分」が先に立っていたのに・・・(笑)
◆10年後の夢は何でしょうか?
10年後は60歳半ばを過ぎています。会社を大きくすることはサービスの低下に繋がりやすいので考えてはいません。それより業務内容がより充実し安定した企業体質と、それと似合う人材の育成が実現していることです。
現在、私の住む学区で民生児童委員協議会の副会長を務めておりますが、地域においての福祉向上のために力を注げるよう10年後までに生活基盤を整えることも大事だと考えています。民生児童委員といえば生活保護の申請に関わる業務から、家庭での虐待の問題にも目を配らせる必要もあります。社会福祉協議会やボランティアクラブその他にもPTAなどの各種団体と協力し合って地域の安全安心を目指して活動しなければなりません。
こんな地域活動を60代後半からは重点をおけるようがんばりたいと考えています。
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